テーラーメイド M3ドライバー 試打&評価
テーラーメイドから2018年のMシリーズから発売されているM3ドライバーについて取り上げます。
- M3ドライバーはヘッドサイズが違う2種類ある
- M3ドライバーを試打--マーク金井氏
- M3ドライバーの特徴1、ツイストフェース
- M3ドライバーの特徴2、ハンマーヘッド
- M3ドライバーの特徴3、Yトラック
- M3の打音を詳しく知りたい方
M3ドライバーはヘッドサイズが違う2種類ある
同時に発売されているM4ドライバーは1種類ですが、M3ドライバーはヘッドサイズ違いで2種類あります。
左がM3 440ドライバーでヘッドサイズが440cc、右がM3 460ドライバーでヘッドサイズが460ccです。
このあたりは継承関係のある2017年モデルのM1ドライバーと同じで、2種類のヘッドサイズとなっています。
ちなみに、同じ2018年のMシリーズで発売されているM4、Mグローレについてはこちらに解説・試打をまとめてあります。
M3ドライバーを試打--マーク金井氏
・ウェイト調整機能がソール後方に下がり、前方にスピードポケットが搭載された。
・ツイストフェースは目で見てもわからない。バルジが少ない。
・(トゥ側の先っぽで打った感想は)手応え的には真っすぐ飛んでいる。
・(打音について)打った瞬間カキンと言うが、その後響かない。弾き感は強く感じる。
・重心距離はヘッドサイズの割に長くないので、操作性は高い。
M3ドライバーの特徴1、ツイストフェース
M3、M4と言えば、最大の特徴はツイストフェースです。
M4、Mグローレでの解説と重なりますが、テーラーメイド社が50万発のデータをもとに打点のバラツキ方向の特徴を発見し、それにオートマチックに対処するためのフェース・・・ということになりますが、
簡単に言うと、
フェースを捻っていて、
トゥ側がロフトが多くなっていて、
ヒール側がロフトが少なくなっています。
イメージ図を見た方が早いですね。
↓
ちなみに目で見てもわからないくらいの捩じれですので、極端な不安を感じた方は心配ご無用です。ご安心ください。
効果としては、スライス気味、フック気味の球がセンターに戻ってくるというもの。
方向性にブレがある方、左右のスピンが掛かってしまう方には、興味深いというか、試さずにいられないクラブですね。
M3ドライバーの特徴2、ハンマーヘッド
以前のM1には搭載されていませんでしたが、M3にはソール前方にスピードポケットが搭載されています。
出典:https://www.taylormadegolf.jp/Driver/DW-LNZ64.html
そして、このポケットに2本の柱が渡されています。
これにより補強されていますので、フェースを薄くすることが可能となって、反発力をアップに繋がっています。
M3ドライバーの特徴3、Yトラック
上述の2つはM4、Mグローレにも搭載されていますが、特徴3つ目は、M3にしかないものです。
ウェイト調整の仕組みは、メーカー各社、形状面で苦労しているようですが、このM3のYトラックはすっきりしていて、可動域も広くて、良いですね。
代表的な調整例は上図の通りです。
打ち出し角を低くしたい場合は、前に2つ持ってくるんですね。なかなか面白い作りです。
M3の打音を詳しく知りたい方
最後にM3の打音を紹介しようと思い探していたところ、実に細かく打音を収集したものがありました。
M3はYトラックというウェイトを縦横無尽に調整できる機能が搭載されていますので、ウェイトの具合、そして、打点によって打音に影響が多かれ少なかれ出るんでしょう。
ということで、ウェイト位置による打音の違いを聞いてみてください。