テーラーメイド M4 ドライバー 試打&評価
テーラーメイドのMシリーズから2018年モデルとして発売されているM4ドライバー。400ヤード越えのショップで一躍話題のドライバーとなってM4について、特徴や試打の感想を取り上げます。
M4ドライバーの位置づけは!?
テーラーメイドのM4ドライバーは、Mシリーズの中のモデルです。位置づけは、2016年、2017年に発売されているM2ドライバーの後継モデルとなります。
これまでのMシリーズとしては、M1、M2、そして2018年のM3、M4があり。M1とその後継のM3が上級者向けモデル、M2 とM4がアベレージゴルファー向けモデルとなります。
テーラーメイド M4 ドライバーの試打・評価--マーク金井
・( ツイストフェースについて)トゥ側が少し右を向いて上を向く、ヒール側は少しは閉じる方向でロフトが減る。
・手で触ってもわからないが、目で見ると、トゥはロフトが多くてヒールはロフトが少ないのが分かる。フェースのバルジが少ない。
・エアロバーナーっぽくて、前作のM2よりも慣性モーメントが大きく、ヘッドが回転し辛くなっている。
・フッカー向きで、ヘッドを戻していけるスイングの人に向いている。
プロでもM4使用者が増えている!
これまで同一ブランドで上級者向けとアベレージ向けのモデルが出された場合、プロは上級者向けを使用していましたが、最近の傾向として、アベレージゴルファー向けのクラブを選択するケースが増えています。
MシリーズではM3ではなくM4を、キャロウェイではSub ZEROではなくノーマルモデルをといった具合です。
実際、アスリート向けクラブを提供するスリクソンでは、従来の5、7、9というモデルを出していましたが、最もプロ向けの9は現在のところ製造していません。
M4ドライバーで、400ヤード越えであわやホールインワン
M4が一躍話題のクラブとなったのがこちらのショットです。433ヤードのパー4で、まさかのあわやホールインワンです。この時、ダスティン・ジョンソンが握っていたクラブがM4ドライバーです。
M4の特徴は大きく2つ!
2018年のNO.1クラブと言っても過言ではないM4ドライバー。ゴルファーから支持されるには理由があります。M4ドライバーの持つ特徴を見ていきましょう。
ツイストフェース
何と言っても最大の特徴はツイストフェースです。バルジとロールで凸の滑らかな曲面であったフェースの常識を、真に平面的にも覆したテクノロジーです。
50万発のデータを解析して、打点がハイトゥ、ローヒール方向に偏るという結果から、フェースをねじることで対応しています。これによりどちらの偏りに対しても、弾道を真っすぐに補正してくれます。
※ツイストフェースの働きについては、こちらの動画が参考になります。
反発力をアップするハンマーヘッド
もう一つの特徴がハンマーヘッドです。ソール前方のスリットを補強するような形で硬いリブが2本渡されています。この位置に組み込まれることで、薄いフェースが可能となり、反発力もアップしています。
テーラーメイド M4 ドライバーの試打・評価--Effort Golf
・吸い付くような良い打感。
・初速の速さを感じる。かなり飛ぶヘッドに仕上がっている。