テーラーメイド Mグローレ ドライバー 試打&評価
テーラーメイドから2018年に発売のMグローレドライバーは、名前を聞いて驚かれたゴルファーも多かったのではないでしょうか。話題も人気も2018年のドライバー市場を盛り上げた感のあるMグローレ GLOIREドライバーについて、製品の特徴や試打の感想を織り交ぜながら取り上げます。
※追記(2019/2/9) Mグローレの販売情報
- MグローレはMとグローレの融合モデル
- Mグローレドライバーの試打と評価--マーク金井氏
- Mグローレの4つの大きな特徴
- Mグローレはいくらで購入できるか?
- Mグローレドライバーの試打と評価--テーラーメイド公式チャンネル
MグローレはMとグローレの融合モデル
名前からお察しの通り、MグローレはM3、M4が属するMシリーズと、日本市場向けのグローレシリーズが融合したモデルです。そもそもの住み分けが異なるので、融合はあり得ないというより、考えもしなかったのが正直なところではないでしょうか。
Mグローレドライバーの試打と評価--マーク金井氏
・重心アングルが大きく、打たなくても、つかまりの良さが分かる。
・軽い!
・ヘッドが軽く、日本のヘッドスピードが速くないゴルファー(40m/s前後)にちょうど良い。
・スライスしてる人、ボールをしっかりつかまえたい人向け
Mグローレの4つの大きな特徴
グローレの後継ではなくMとの融合として位置づけられるMグローレについて、特徴を見ていきましょう。
1.フォージドのツイストフェース
M3 、M4ドライバーの最大の特徴とでも言うべきツイストフェースは搭載されています。グローレの流れをくむだけあって、単なるツイストフェースではなく、フォージド、つまり、鍛造の高級で打音も良いものが搭載されています。
フック・スライスの戻りなくして、2018年版のMの名を冠すのは難しいでしょう。逆に言えば、50万発のデータ解析から見出したこのテクノロジーは、グローレにも搭載したいというテーラーメイド社の自信の表れのように筆者は感じました。
いずれにしても、ゴルファー全体でツイストフェースは話題になっていますので、グローレユーザーとしては喜ばしいことです。
2.反発力を高めるハンマーヘッドも搭載
Mと言えば、ツイストとハンマーヘッドですから、こちらも搭載されています。スリットを補強する形で2本のリブが外側よりに配置されています。ROGUEやEPICのジャイルブレイクを思い浮かべるゴルファーも多いのではないかと思いますが、強度を増して反発を高めるためにガッチリさせる部分を持たせるという点では同じ思想と言えるのではないでしょうか。
3.クラブの軽さはグローレらしさの表れ
上図の通り各所で軽量化の工夫がなされています。グローレはスイングスピードが速くないひとをターゲットにしていますので、クラブの軽量化というのは重要な特徴です。Mグローレについても、フレックスなどにも依りますが275g近辺で仕上がってきていますので、ゼクシオユーザーあたりからの乗換も視野に入れてる様子が伺えます。
4.ドローバイアスで大きな重心角
M3、M4は調整機能を有していますが、Mグローレは重心、ロフトライの調整がありません。軽量化のために外さざるを得なかったとも考えられます。余剰重量はドローバイアス・低重心化に用いられていますので、ターゲットゴルファーが大凡見えてきます。スライサー、ミスの許容度が欲しい、そんなゴルファーがMグローレの対象として見えてきます。
Mグローレはいくらで購入できるか?
新品や中古のゴルフクラブの相場が分かるサイトで見てみると、新品が53,000円台、中古の良質なもので、41,000円台で出回っています。
GDOなど販売価格がしっかりしながらもギリギリまで値下げしてくれるところでは、
73000円台となっています。
Mグローレドライバーの試打と評価--テーラーメイド公式チャンネル
・持った感じも軽いので、力のない方、アマチュアの方に向いてそうなクラブ。
・(ドローヒッターによる試打)つまかってくれるので、安心して右の方に出していける。
・球が高く上がってくれるので、キャリーが出てる感じがする。
・カキーンという音だが、手元の感覚はやわらかく、フェースにずっと吸い付いている感じがする。