ダンロップ ゼクシオ10 XXIO Ⅹ ドライバー 試打&評価
ダンロップから2017年12月に発売されているゼクシオ10ドライバーについて、製品の特徴を試打の感想を交えながら取り上げます。
10代目となるゼクシオ、人気の秘密は!?
ゼクシオは国内で圧倒的な人気を誇るダンロップのモンスターブランドです。スリクソンがアスリート向けなのに対して、ゼクシオはアベレージゴルファー、とりわけシニアやスイングスピードが速くない人に好まれているブランドです。
ゼクシオの特徴はいくつかありますが、「クラブの軽さ」、カキーンという「爽快な打音」、この2点がシニアやビギナー層を中心に支持されています。
ゼクシオ10ドライバーの特徴は、芯食い!
出典:http://golf.dunlop.co.jp/xxio/10/index.html
ゼクシオはこれまでのモデルのキャッチコピーを見ると、それぞれの世代でテーマが掲げられて開発されている様子が分かります。
ちなみに、ゼクシオ9は「軌道は力だ」がテーマでスイング起動にフォーカスしていましたが、ゼクシオ10では「芯食い」となりました。
芯食いを実現する2つのメカニズム!
芯を捉えて飛ばそうというゼクシオ10ドライバー。芯食いのメカニズムは2つ搭載されています。一つはシャフトの剛性設計を見直すことによるスイングの力みの改善です。スイング後半に力が入ることで打点のブレが生じるため、これを解消すべく最後にシャフトがしなり戻ってくれることで、身体への負荷が軽減します。打点のブレが抑えられるため、芯を捉える精度が高まります。
出典:http://golf.dunlop.co.jp/xxio/10/index.html
もう一つは、ヘッドの進化による反発エリアの拡大です。クラウンやフェースの薄肉化等により、上下左右に反発エリアが拡大し、前作と比べて34%の拡大を達成しています。反発エリアが広がることで、芯に当たる確率も高まります。
ゼクシオ10 ドライバーの試打と感想--マーク金井氏
・アスリートモデルではないが、ゼクシオ9からツアープロも使うようになってきた。
・いい音。ただゼクシオは音だけで売れてるわけではない、つかまりが良い。
・ゼクシオはシャフトが柔らかいので、ヘッドスピードが遅くても、シャフトのしなりでつかまる。
・ヘッドスピード36~40m/sぐらいの方は、10.5のRスペックがおすすめ。
・力むのではなく、シャフトを信じてしなりを感じて振る。
・ドライバーで飛距離が落ちた、最近、力が落ちたという方はゼクシオがおすすめ。
ゼクシオ10は、長尺化+クラブ軽量化!
レギュラーモデルのクラブ長さは、前作と比べて0.25インチ長い45.75インチとなっています。長いことによる振り辛さが懸念されるところですが、クラブ総重量の軽量化も実現されています。フレックスRのオリジナルシャフトの場合、270gとなっています。
ロフトは豊富な4種類のラインナップ!
ロフト角は8.5°から1°刻みで11.5°まで4種類の豊富なラインナップとなっていますので、調整機能はないもの、自分のスイングスピードや弾道の高さにあわせたロフト選択が可能となっています。
ゼクシオ10 ドライバーの試打と感想--永井延宏プロ
・遠心力でヘッドが体から遠のいていき、その時に体に力が掛かってしまう。これを解決してくれる。
・シャフトの手元側のしなりが大きく、ヘッドが体の近くを通りやすく、ためが作りやすい。
・ヘッドの性能はつかまりがよく、強弾道となっている。