タイトリスト TS3 ドライバー 試打&評価
タイトリストから発売のTS3ドライバー。シリーズの名が変わったことで、これまでと違い幅広いゴルファーから注目を浴びているTSシリーズ。TS3ドライバーの特徴や試打の感想を取り上げます。
TSモデルはメーカー目線が変わった!?
タイトリストから発売のTSモデルは、全く新しいブランドになります。これまでは917、915といった91系、9系といった呼ばれ方のモデルでした。ちなみに、下二桁の17、15の部分は西暦下二桁を表しています。
この91系、9系モデルは、プロユースを重要視して開発されていると言われており、一般のゴルファーはもとより、上級者の中でも難しいという印象が持たれていました。
しかし、今回のTSモデルは、「プロ」ではなく、「スピード」をテーマにして開発されています。これは、一般ゴルファー目線に軸足を寄せてきたと考えられます。
TSはプロジェクトの名前
モデル名であるTSには、コンセプトが含まれています。TSは、Titleist Speedの略で、スピードをテーマにした開発プロジェクトのチームの名前を表しています。
TS3ドライバーの試打・評価--マーク金井氏
・フェースのスコアラインはラインが引いてあるだけで溝ではない。
・917もそうだが地面にヘッドを置くとフェースが開く。
・弾くエリアは広い。弾き感も強い。
・TS2と比べると、TS3の方が操作性が高い。
TSドライバーは、TS2とTS3の二種類
TSドライバーは、これまでの91系と同じように、TS2ドライバーとTS3ドライバーがリリースされています。2と3の違いはタイトリストユーザーには馴染みのあるところで、ヘッド形状も継承されています。
上級者向けのTS3ドライバーだが、ヘッドサイズは460cc
TS2ドライバーがアベレージゴルファー向け、TS3ドライバーが上級者向けという解釈がなされていますが、これまでの91系と違う点がいくつかあります。
まず、917、915といったところはヘッドサイズが小ぶりでしたが、TS3ドライバーはルール限界の460ccとなっています。この点に驚かれたゴルファーも少なくないと思われますが、プロツアーから一般ゴルファーに軸足が移ってきていると囁かれる所以の一つと言えます。
重心調整機能はTS3ドライバーのみに搭載
91系にも搭載されている重心調整機能SURE FIT CGウェイトは、TS3のみの搭載となっています。TS2を検討されている方には、搭載されていないおらず、ある程度オートマティック性が高まっていると言えますが、ホーゼルのロフト・ライ調整機能はTS2、TS3の両方に搭載されています。
TS3ドライバーの試打・評価--中井学プロ
・意図した弾道で打てる。
・TS3の方が重心が前にあるため、フック系の球を打つとドロップする。
・ヘッドスピードが要求されるモデル。
・以前と比べると重心アングルが大きいので、球がつかまる。
・球筋を操作したい、ドロー系の球を狙いたい方におすすめ。